クアン社長 ダナンでAPEC CEO サミットを開催

ダナン-2017年APEC CEOサミットは、地域ビジネスコミュニティーにとって最も大規模なイベントである。チャン・ダイ・クアン国家主席は、水曜の午後、自身のスピーチで、ダナンのアリヤナコンベンションセンターでの3日間のイベントのオープニングについて語った。
主席は、約2,000人の地域のトップビジネスリーダーに演説し、彼らの存在は自らの責任の証拠であり、より豊かなアジア太平洋地域を築くことへの熱意である、と述べた。

「テーマ『新しいダイナミズムを創造し、未来を共有する』、そして、多様でありながら実用的な対談によって、今年のサミットは協力と開発のための新たな扉を開くと信じている。」と、クアン氏は言った。

30年近くの成長を経てこの地域の発展を見直し、APECは、世界で多くの根本的な変化を目撃しただけではなく、それもまた、これらの変化の一部である、と述べた。

「地域経済連携メカニズムのトップとしてAPECは、何億人もの人を貧困から救い出したことで、重要な社会的経済的前進を達成した。それは、アジア太平洋地域を世界の成長と統合の原動力とし、将来の新しいアイデアの基盤とする、最も重要な連携メカニズムであることを、証明している。」と、主席は代表らに語った。

「このフォーラムに参加して、経済と労働力が新しい経済環境によりよく適応できるようにするため、企業は支援と協力を強化し、加盟国はさらに教育分野に投資するよう求める。」と、クアン氏は言った。
イベントの主催者であり、ベトナム商工会議所会長兼社長の、ヴー・ティエン・ロック氏は、サミットの場を、「大物たち」が出会い、シンクタンクが集まる場所、と呼んだ。

「このサミットに、チャン・ダイ・クアン国家主席、ドナルド・トランプアメリカ大統領、習近平中国国家主席、GDPが世界のGDPの60%を占めるAPEC加盟国、を招き入れる。」と、ロック氏は述べた。

「これらの指導者たちのビジョンが、将来の世界と、APECの経済の歩む道を決定することが期待されている。」と、彼は強調した。

15のセッションが3日間のサミットで開催される。水曜日に行われた、3つのセッションでは、ビクトリア・クワクワ世界銀行アジア大洋州総局副総裁、フィリップ・レスラー世界経済フォーラムマネージングディレクター、ロバート・E・モリッツPwCグローバル会長、イアン・ブレマーEurasia Group社長、を含む、9名の話し手が取り上げられた。

「ゲームチェンジャープレゼンテーション」と名付けられたそのセッションでは、マリア・レッサRappler CEOと、フィリピンを拠点とし、ニュース配信のソーシャルメディアサイトとしても使用する、オンラインニュースサイトが取り上げられる予定である。

その他のセッションは、「未来とグローバリゼーション」「仕事の未来」などがある。後者は、ベトナム人の話し手、グエン・ドク・トゥアンTBSグループ会長を取り上げる。

アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏は、サミットの最終日である11月10日に、基調講演を行う。-VNS