ベトナム企業ソビコホールディングスが、アリヤナツーリズムコンプレックスの拡大と共に、ダナンの海岸沿いの再開発を進めている。そして今月初めに1週間にわたる一連のAPEC会議と関連イベントが開催された、新アリヤナコンベンションセンターをサポートするための、1,400室の高級リゾートを2年以内に迎え入れる予定である。
国際的なビジネスイベントの重要な候補としてダナンの地位を高める役割を果たしている、とフラマリゾートダナンのグエン・ドク・クイン副ゼネラルディレクターが述べる、ソビコホールディングスが所有する、フラマリゾートダナン、フラマヴィラダナン、インターナショナルコンベンションパレスと、アリヤナツーリズムコンプレックスは連携している。
新アリヤナコンベンションセンターは、独立した会場として売りに出される。
10月中旬にオープンした、ビーチフロントの3階建てのアリヤナコンベンションセンターには、12室の多目的ルームがあり、そのうち3つは、複数のスペースに分割できる。最大規模の施設は、アリヤナボールルーム。2,079㎡の、天井が高く柱のないホールであり、劇場仕様で2,500人を収容でき、4つの小さなスペースに分割できる。
アリヤナコンベンションセンターは、「暖かみのあるブティックスタイルの会場」インターナショナルコンベンションパレスと同じように、ホテルを含む大きなコンプレックスの一部であるが、「どんなイベントも、他の場所に泊まっている方もダナンに来て利用できる、独立した会場」と、グエン氏は述べている。
しかしながら、1,400室の客室を持つ、アリヤナビーチリゾートアンドスイートが、2年以内にオープンすることは確実であり、アリヤナコンベンションセンターでのイベント参加者にとって、宿泊施設の選択がより便利になるだろう。ホテルとコンベンションセンターの間は、7分間の無料のトラムやシャトルバスが運行する。
「アリヤナビーチリゾートアンドスイートは、ビジネス旅行者向けで、アリヤナに来る大きなイベントを支えるためのものである。」と、グエン氏は述べ、次の計画はフラマリゾートダナンのさらなる発展である、と加えた。
一方、アリヤナコンベンションセンターは、APEC後のミーティングビジネスの勢いを維持するため、IT&CMAやAIMEなど、特定の旅行トレードショーへの参加や、旅行会社やイベントプランナーをダナンに招くトレードイベントの主催などを行い、努力している。
「シンガポール、香港、オーストラリアを、主要マーケットとして注目している。」と、グエン氏は打ち明けた。
チームは火曜日、招待リストの選ばれたビジネスイベントプランナーと共に、シンガポールでネットワーキングパーティーを開催した。続いてグエン氏は香港に向かい、来年2月にメルボルンで開催されるAIMEと、シドニーで開催されるロードショーを行う予定である。
注目のAPECイベント以外にも、アリヤナコンベンションセンターは、2018年3月に200のブースを持つ展示会と、900人規模の会議、そして2018年5月には、アメリカとマレーシアからの、それぞれ2,000人の2つのインセンティブを確保した。
「これらのイベントにより、3月と5月の我々のセールス目標を達成することができる。」と、グエン氏は語った。
(Asia-Pacific’s Intelligent Business Events Resource)